TGRラリーチャレンジ 高岡万葉に参戦!

こんにちは,ロジスティクス部門の今井です.
Team 轟では現在,ラリー・モンテカルロ・ヒストリックに参戦するということで,準備もいよいよ忙しくなってまいりました.
そのような中,我々はついにTOYOTA TE27レビンをラリー競技に初参戦させることができました.
本番に向けての良い練習になりましたので,その様子をお伝えいたします.

TGRラリーチャレンジとは

TGRラリーチャレンジとは,TOYOTA Gazoo Racingが主催しているラリーレースで,年間約12戦行われており,初心者が半数を占めるビギナーに優しい大会だそうです.しかしながら,クラスによってはとてもハイレベルで,観客席の熱気も今まで感じたことのない程で,自分がむしろ観客の熱気に気圧されるような本格的なレースでした.
今回参加したのはラリーチャレンジの第10戦で,富山県の高岡で行われました.
このラリーチャレンジ,楽しめるのはラリー観戦だけではございません.併設される「TOYOTA GAZOO Racing PARK」は子供から大人まで遊びつくせるようになっており,ラリーを知らない方でも気軽に遊びに来られるようになっておりました.

いざ富山へ

ラリー自体は10月21日の日曜日の1dayで行われますが,我々は準備のため土曜日の朝に東京を出発することにしました.前日の金曜日は本郷キャンパスで準備を行います.ラリー競技やそのサポートに必要な機材を選定し,詰め込みました.
ラリー用の競技車両は積載車で運びます.

大変目立ちますね(笑).宣伝効果抜群です.
富山に到着後,以前富山合宿でお世話になったネッツ富山のTGRガレージにお邪魔しました.そこで最終整備を行い,ラリーに備えます.

一息ついたあと大会本部へ向かい,サポートの準備をしました.
ラリー車がたくさん揃っています.以前とは違い全員がライバルなので緊張......

それでもやっぱり注目はレビン(?)

夜はレビンに乗っていただけるドライバー,コドライバーの方とお食事いたしました. そして深夜にわたる作業(本当はこんなはずじゃなかった.反省です.)

待望のラリコン取り付けです。さてどのような感触なのか、私、気になります!

翌日はいよいよラリー本番です.

ラリー本番!そしてサービス

ラリー本番、大勢の観客が見守る中、ラリーがスタートしました。

レビンもいざ、出陣!

ラリーパーク横のSS区間(一般車両立入禁止区間で全力走行する区間)ではラリーカーの轟音が響きわたり,それを間近で見られるわけですが,レース観戦は初めてでしたのでとても興奮しました. レビンはやはり数少ない旧車なので否応なしに注目が集まります。私も観客に混じって立っていたのですが,観客の方々も「あれはなんだ!現役か?」「すごい懐かしいの出てきたぞ,笑っちゃったよ.」など聞こえてきて一人にやけていました.

いい走りしています。(もちろん新しい方の)86やヴィッツに囲まれて、急にレビンが出てきたらそりゃ注目されますよね。

サービスに関してはリーダーの伊藤が担当していたので,彼の感想を引用します.
TGR高岡のサービスはTeam 轟として初めてのラリー中のサービスとなりました.
初めてのサービスパークで準備や作業に慣れずぎこちないものの,助けを受けつつ何とか乗り切ることができました.
しかしドライバーをはじめとした様々な方面からの指摘やアドバイスを受け,モンテに向けてより良いサービスを行うための,とてもよい経験になったと思います.
なるほど、これから全員でラリー・モンテカルロ・ヒストリックに出場するわけですから、サービス練習も完璧にできるよう頑張らないといけませんね。

サービスパークでのレビン。リーダー伊藤と草加先生、サービスお疲れ様です。

TOYOTA GAZOO Racing PARK

レーシングパークはラリーの観客の皆さんをより楽しんでいただくためのアミューズメント施設です.SS区間の観客席がある他,様々なイベントが同時開催しており,観客の方で埋め尽くされていました.
先ほどのサービス部隊以外の学生2名は三菱ランサーの展示のお仕事です.

ランサーには終始人だかりができていました。 「懐かしい!」「かっこいい」とおっしゃる方が多かったと思います。

報道の方が!ありがとうございます!

今回も募金箱を設置させていただきました.協力してくださった方,本当にありがとうございます.
私達の隣には日本自動車博物館の展示があり,世界最古の自動車とも言える原始的なエンジンを載せた4輪車が鎮座しておりました.
このようなものが自走可能で現存していることに通られる方皆さんが驚かれていました.
これには長年車の世界を生き続けたであろう我がランサーさんも,大先輩の登場に腰が引けたのではないでしょうか.

他にもパトカーの展示やはしご車の展示があり,実際に搭乗できるので,家族連れにも見応えがある展示となっております.
(ちなみに,弊団体も基本的に展示車両は乗ることができるようにしています.11月23日から11月25日に開催する東京大学駒場祭にも展示予定ですので是非お越しください.2018年の展示は終了しました.)
そして,今回私(だけじゃなく全員?)最高に目玉だったアトラクションは「ラリーエクスペリエンス」でしょう.
これはプロのドライバーの方がTOYOTA 86を操ってドリフト走行するのを助手席に座って体感できるという無茶なイベントです!
残念ながら参加はしませんでしたが,もしこのイベントを見かけられたからがいらっしゃいましたら,是非,参加してみてください.絶対に楽しいはずです.

最後に

今回はレビンの試走という意味も兼ねての大会でしたが,車の調子や改善点など学びの多い大会となりました.
大学に持ち帰って次の新城ラリーへの調整をしたいと思います.
そして,改めてラリーイベント全体の活気や楽しさに気づくことができました.
これからも活動を進めてゆきたいと考えております.
応援よろしくお願いいたします.

最後までトラブルはつきもの、イベント終了後ランサーのバッテリーがあがっていました。ジャンピングで対応。

Imai

Imai

ロジスティクス部門長・Web副部門長 東京大学大学院工学系研究科の修士1年生です.車のことについてはまだまだ勉強中です.