フランスの日々

ご無沙汰しております。ホンダ学園の飯尾です。

気付いたら平成が終わる年になり、年男である私は本厄です。
そのおかげなのか、羽田空港に行くまでにスーツケースの車輪が全て壊れ、23kgある取っ手付きの箱を引きずって移動する日々を過ごしています。
しかし、これで厄は落としている感じがするので次に来るのは幸運ですね 🙂

とまあそんなこんなで現在フランスにおりますので、渡航当日である1/24からの事をホンダ学園生目線で紹介していきます。

 

1/24(木)

今回お世話になる航空会社はブリティッシュエアウェイズ。
その名の通り、イギリスでは日本のJALやANAのような存在です。

富士山が見えたらやっぱり撮っちゃいますよね

機内食ビーフ。
学生内で賛否両論有りましたが私は好きでした。

こちらはバジルとチーズのパスタ。めちゃくちゃおいしかった。

赤と白両方頂きました。スナック菓子付き。

イギリスに降り立つとき

そんなこんなでフランスのマルセイユ空港に着いた後、迎えの車に乗れなかった学生はマルセイユ駅までバスで行き、そこで待機をしていました。

マルセイユ駅。吹き抜けなので風がビュンビュン吹きます。
日本とは違い、改札が無かったのが印象的でした。
終電は22時。トイレ使用料は0.80€。

気温は3℃。風も強かったです。

こちらの駅はバスターミナルと駅のホームが同じ階層で、そこにはファストフード店やコンビニなども有り、終電が去った後もある程度の人がいたので安心して過ごすことが出来ます。

ですが、風を凌ぐため一つ下の階層に降りようとするとそこには違う世界が広がっていました。
いかにも”やばい”といった雰囲気を醸し出す方々が集まっていて、我々はすぐに引き返しました。

 

1/25(金)~27(日) 整備編

テラスから撮った写真

いよいよレース前整備の開始です。
今回 ポールリカールサーキット 様からお貸しいただいたピットで作業をしております。
2018年よりF1の開催が復活し、1999年まではMotoGPも開催されていた歴史ある場所を使用させて頂けることは光栄で、感謝しております。
こちらがホームページFacebookです。

とても綺麗。 2階にはダイニングキッチンと広々としたテラスも有りました。

こちらでは、車載備品の取り付けや、レース中のルーティンワークの確認など、船積み前より進めていたラリー仕様化の仕上げを行っております。

ひょんなことから職員の方と仲良くなり、フランス語を教えて頂いたり、一緒に写真を撮って頂きました。

 

1/25(金)~27(日) 食事編

朝ごはんは少ない時間で用意し、食べられるようにシリアルやパン、果物などを頂いています。

この日はヨーグルトも

お昼ごはんは各自サンドイッチを作り、自分の好きなようにカスタマイズして食べています。

夕ごはんは毎日料理担当を決め、スーパーに買い出しに行った後、作っています。
ちなみに昨日(26日)のメニューは肉じゃがとお吸い物でした。控えめに言って尊い。

夜ごはんはどうしても大勢の食事を用意しなければならないので、買い出しの量を考えることや、調理自体がそもそも大変そうですが、1日1回日本食を食べられる機会が有るというのは大変ありがたいです。

 

1/25(金) レッキ帯同編

フランス到着の次の日、私は別行動でレビンのドライバーさんのコース下見(レッキ)に帯同させて頂きました。

雲一つない青空にレビンの白い車体が映えます。

途中の休憩ポイントに建っていた建造物。
フランス語が分からないので詳しくは分かりませんでしたが、この建物やその下の橋などは500年前にたてられたものだそうです。

中に入ったところで見つけた噴水です。
なにか詫び寂びのようなものを感じます。

チュリニ峠の山頂で撮った一枚。

今の期間はWRCのRally Monte-Carloをやっており、チュリニ峠の道のわきには観戦の為陣取っている方々がチラホラいて、我々が通り過ぎると持っている酒瓶を高々と上げて歓声をあげてくれました。
実際にレースを走る車を実際に操るドライバーさんの隣に乗り、チュリニ峠をドライブ出来たことは前述の出来事もあり、とても思い出深いものとなりました。

 

今後

この後は明日までポールリカールサーキットのピットをお借りして整備やルーティンワーク練習を行い、実車試走を経ていよいよレース本番です!

睡眠時間などが限られているなど大変なことは多少有りますが、およそ10ヶ月をかけて準備をしてきた集大成が目の前とあって、学生一同テンションを上げて頑張っています。

引き続きの応援をどうぞよろしくお願い致します!!

飯尾

飯尾

ホンダ学園一級自動車研究開発学科3年 ホンダ側副リーダー・情報処理部門 車に関わるこれまでの技術から未来の技術まで様々な知識や技能を習得していきたいです。