はじめまして、ホンダ学園です!

はじめまして、ホンダテクニカルカレッジ関東(以下:ホンダ学園)側副リーダー兼情報処理部門の飯尾です。

猛暑日が続いておりますね、なんでも蚊は気温が35℃を超えると活動を休止するとか…… 人間も見習いたいところです(笑)

 

今回は

といった記事構成です。

 

 


学園構成


さて、ホンダ学園側は以下の7部門で構成されております。

  • エンジン
  • トランスミッション&パワートレイン(以下:T/M&P/T)
  • シャシ
  • 電装
  • ボディ
  • 内装&ルーフ
  • 情報処理

この7部門が力を合わせ、Triumph Motor Companyが1974から1981年まで生産していたSpitfire 1500という車をレストアしています。

 


Spitfire 1500


届いた時の内装はこんな感じ

今回使用する車両は手前のものです。

 

 

この車両は北米向けに1978年に製造されたもので、主なスペックは以下の通りです。

全長       4000mm

全幅       1488mm

高さ       1205mm

ホイールベース  2108mm

車両重量     843kg

エンジンタイプ  直列4気筒OHV

排気量      1493cc

馬力       53hp

 

見た目は背が低く、コロッとした印象を受けます。

ホンダのCVCCエンジンが生みだされるきっかけにもなった、1970年にアメリカで制定された大気浄化法改正法、いわゆる「マスキー法」の基準をクリアするためにTriumphが様々な策を講じたところ、イギリス仕様車に比べてパワーは落ちてしまったようですが、現在流通している無鉛ガソリンを使用出来るというメリットもあります。

個人的には、丸目2灯で2シーターコンバーチブルってなんかこう……憧れのようなものが有ります。私だけでしょうか?

 


各部門紹介


エンジン部門

3人

エンジン及びその補機類を担当。

毎日遅くまで、一番作業している部門でもある。特に部門リーダーの仕事量ハンパないって!

そんな部門リーダー髙橋の雄姿はこちら(別タブで開きます)。

余談ですが、他のinstagramFacebookの投稿も見て頂いて、更にいいねやコメントを頂けますと大変励みになります。どうぞよろしくお願いします!

7/19時点での作業時間記録

ピストン等、写っていない部品も有りますが…

 

 

 

 

 

 

T/M&P/T部門

2人

クラッチ、トランスミッション、プロペラシャフト、ドライブシャフト、アクスルシャフトといった動力伝達装置を担当。

手が少しでも空いた時には進捗が遅れ気味な他部門の手伝いをしてくれる有難い存在。海外発注部品が到着したら一番忙しくなる部門のうちの一つ。

クラッチってなんだか怪物の口の中みたいですよね

右の状態だったシフトノブをピカピカにした部門リーダー五十嵐。帽子の奥は満面の笑み。

シャシ部門

2人

フレームやブレーキ、足回りを担当。

休憩を取りつつとはいえ、熱い中重装備でサンドブラストを使用して錆・汚れ落としをしていたことに対して賞嘆の意を表したい。

サンドブラストで錆落とし中…

気温が30℃を超える中、この重装備なので疲労感が伝わります。

 

電装部門

2人

電装品及び配線の引き直しを担当。

普段は一番目立たなく、一番地味、なのに何か起ころうものなら故障原因になる確率も一番。そんな不遇の立場でも愚直にコツコツ頑張ってくれる縁の下の力持ち。

自ら試行錯誤したオリジナルの全体配線図を書くホンダ側リーダー鵜野

Spitfireの純正速度計。マイル表記が良いですね。

 

ボディ部門

3人

ボディの修正、塗装を担当。

環境的なハプニングが突然発生し、現在踏ん張りどころで、土日も返上して頑張ってくれている。

パテ盛りされたボディ。詳しくはまた別の機会に…

古いアンダーコートをバーナーで炙って落とすボディ部門リーダー

 

内装&ルーフ部門

3人

内装の修復、作製と、ハードトップルーフの作製を担当。

これまでの海外ヒストリックラリー参戦プロジェクトを通してみても例のない、FRPハードトップ作製において試行錯誤しながら、時に失敗も有りつつ、それを上手く修正して着々と完成へと向かっている。

みんなで仲良く作製中~

プラダン製の型を試しに乗せたところ

 

情報処理部門

1人

各種連絡業務、事務作業を担当。

 


終わりに


私たちホンダ学園はこのような体制でRallye Monte-Carlo Historiqueを目指して日々活動しています。

今後、各部門をクローズアップした記事を上げていきたいと考えておりますので、これからどうぞよろしくお願いします!

飯尾

飯尾

ホンダ学園一級自動車研究開発学科3年 ホンダ側副リーダー・情報処理部門 車に関わるこれまでの技術から未来の技術まで様々な知識や技能を習得していきたいです。